レイプの恐怖から自殺 イスラム国による「性奴隷」被害深刻

テロとの戦いは、オバマ大統領の宿願である。

女性は「戦利品」イスラム国「民族浄化」ロジック

2014.12.23

http://www.iza.ne.jp/topics/world/world-5760-m.html

 
 

2014.12.23

イスラム女性は「戦利品」イスラム国「民族浄化」ロジック

イスラム国が、イスラム法の解釈を歪め、異教徒の女性を拉致し性奴隷にしている。2014年12月23日に、国際人権団体がその被害を報告書でまとめたところ、レイプを恐れ自殺する女性もいるなど、深刻な事実が判明した。

レイプの恐怖から自殺 イスラム国による「性奴隷」被害深刻

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは23日、過激派「イスラム国」がイラクで拉致したクルド民族少数派ヤジド派の少女らが性的虐待の対象とされる「性奴隷」…[記事詳細へ]

8月にヤジド派が多く住むイラク北部を攻撃

少数民族の女性300人を拉致

イスラム国が8月初めにヤジド派の村を武力制圧。イスラム国は少女を含む約300人のヤジド派女性をシリアに移送し、戦闘員に分け与えた。

少数派を500人殺害 イラクの過激派、女性や子供も

聖戦で奪ったものは「戦利品」

イスラム国、「奴隷制の復活」宣言

イスラム国は10月15日までに、インターネット上に掲載した英字誌で、イラク北部で拉致したクルド人の少数派ヤジド派の女性や子供について人身売買していることを正当化し、「奴隷制の復活」を宣言。

イスラム国、「奴隷制の復活」宣言 イラク、シリアで進撃続く

■女性や未成年者は奴隷

イスラム法学では伝統的に、ジハード(聖戦)で敵から奪ったものは「戦利品」として戦闘員の間で分配さる。イスラム国はナイジェリアで2014年4月、女生徒ら200人以上を拉致して奴隷としたイスラム過激派組織ボコ・ハラムと同じ思考回路で行動している。

米軍イラク空爆 イスラム国、女性数百人を「奴隷」に 他宗教を敵視

■1人10万円で人身売買

シリア人権監視団(英国)は8月30日、イスラム国がイラク北部で拉致したクルド民族少数派ヤジド派の女性約300人を「戦利品」として仲間に分け与え、このうち少なくとも27人が1人1000ドル(約10万円)で人身売買され、強制結婚させられたとの声明を発表。

拉致のヤジド派女性売買 イスラム国、強制結婚も

性奴隷にされた女性の身体的、精神的苦痛

 

 

■レイプされる恐怖から自殺

脱出した少女らの証言によると、19歳の女性は風呂に入ってダンス衣装のようなものを着るよう命じられ、レイプされる恐怖から風呂場で自殺した。

イスラム国 少女らの「性奴隷」被害深刻 「贈り物」扱い

■「イスラム国は私と家族の生活を破滅させた」

16歳の女性は売買か贈与により30代とみられる男の支配下に置かれ、レイプされた。その後脱出した女性はアムネスティに「イスラム国は私と家族の生活を破滅させた」と吐露した。

 

イスラム国 少女らの「性奴隷」被害深刻 「贈り物」扱い