菅氏「自衛隊 軍隊の一つ」 首相の「わが軍」発言めぐり


菅氏「自衛隊 軍隊の一つ」 首相の「わが軍」発言めぐり
2015年3月26日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015032602000133.html
 

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記者会見する菅官房長官=25日、首相官邸

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は二十五日の記者会見で、安倍晋三首相が国会答弁で自衛隊を「わが軍」と呼んだことについて「自衛隊はわが国を防衛することを主たる任務にし、このような組織を軍隊と呼ぶなら、自衛隊も軍隊の一つだ」と述べた。
 憲法九条は戦力の不保持を定める。政府は「自衛隊憲法上の制約が課せられ、通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」との立場を取ってきた。
 菅氏は会見で、この政府見解も説明したが「自衛隊が軍隊であるかどうかは、軍隊の定義による。一般的に国際法上は軍隊に該当する」と強調。首相答 弁について「外国の軍隊との共同訓練の質問の流れの中で自衛隊を『わが軍』と述べたので、誤りということは当たらない。全く問題ない」と述べた。
 自衛隊の呼称をめぐっては、小泉純一郎首相が在任中に「自衛隊が軍隊でないという前提は不自然だ」と発言。憲法九条改憲自衛隊を軍隊と位置付けるべきだとの考えを示したことがある。