蓮舫氏に手心 本当のこと伝えなければ将来はない 12月10日

 

 

2016.12.10 05:04更新

【産経抄】
蓮舫氏に手心 本当のこと伝えなければ将来はない 12月10日

http://www.sankei.com/column/news/161210/clm1612100006-n1.html

 

安倍晋三首相との党首討論に臨む民進党蓮舫代表=7日午後、国会・参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)

 

 「古今無双の射の名人たる夫子が、弓を忘れ果てられたとや?」。作家、中島敦の短編小説『名人伝』は、天下第一の弓の名人になろうと志した中国・戦国時代の趙の人、紀昌が修行を重ねて弓の道を究めた結果、ついには弓という道具の名も使い途(みち)も忘れてしまうという物語である。

 ▼民進党蓮舫代表は7日の党首討論で、安倍晋三首相を「息をするように嘘をつく」とののしった。自身の「二重国籍」問題で、二転三転するつじつまの合わない発言を繰り返していたのは誰か。党首討論での質問は間違いだらけだった上、著しく品格も欠いていた。

 ▼民進党民主党時代から、相手に放った攻撃がすべて自分に突き刺さるブーメラン政党と呼ばれてきた。このお家芸も今や神業の域に達し、蓮舫氏はもはや、ブーメランの存在そのものが頭から消え去ったかのようである。

 ▼「100点じゃないですか」。民進党幹部が蓮舫氏の討論を称賛したのは身内だからまだ分かる。とはいえ、小紙を除き新聞、テレビで蓮舫氏への厳しい指摘があまり見られなかったのは解せない。次期衆院選の結果次第では、首相になるかもしれない地位にある人物に対し、手心を加えすぎではないか。

 ▼党首討論はテレビ中継されていたし、インターネットの普及で情報は瞬く間に拡散・共有される。そんな時代にあって、都合のいい部分だけを切り取り報じても、読者・視聴者に見透かされ、愛想を尽かされるだけである。

 ▼最近、IT企業による新聞社の買収劇を描いた小説が『紙の城』(本城雅人著)、『社長室の冬』(堂場瞬一著)と立て続けに出版されたのも時代の反映だろう。テレビを含め、もっと実態に沿う本当のことを伝えないと将来はない。

 

 

蓮舫代表に「ブーメラン」直撃 首相への批判が評判最悪

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ざっくり言うと

  • 蓮舫代表が7日の党首討論で、安倍晋三首相への口汚い批判を繰り返した

  • 攻撃的な口調で、「息をするようにウソをつく」などと言い放った蓮舫

  • 二重国籍」問題のブーメランが直撃し、ネット上での評判は最悪だった

蓮舫代表、醜悪ブーメラン直撃 首相相手に罵詈雑言連発の党首討論デビュー

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ZAKZAK(夕刊フジ)

http://news.livedoor.com/article/detail/12399017/

蓮舫氏は“難癖”を連発し、安倍首相を「ウソつき」呼ばわりした

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 民進党蓮舫代表に、あきれ果てるブーメランが直撃した。初めて臨んだ7日の党首討論で、安倍晋三首相への口汚い批判を繰り返したうえ、何と「息をするようにウソをつく」などと言い放ったのだ。「二重国籍」問題で、国民にウソをつき続けたのは、一体誰なのか。ネット上では「おまいう」(=『お前が言うな』の略)という言葉が飛び交った。

 まさに、「恥ずかしく」「哀れ」というしかない党首討論デビューだった。いつもの白いスーツで登壇した蓮舫氏は、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案などをめぐり、感情むき出しの攻撃的な口調で安倍首相に噛み付いた。

 「議論の前提となる質問は間違いだらけ」と指摘した新聞もあるが、蓮舫氏は国民の反感を買いそうな、次のような暴言を放った。

 安倍首相が10月の国会答弁で「強行採決をしようと考えたことはない」と述べたことを、「息をするようにウソをつく。昨年、安全保障法制を強行採決したじゃないですか!」と絶叫したのだ。

 蓮舫氏は「二重国籍」問題で、説明を二転三転させた。疑惑が指摘された直後、テレビ番組で「(台湾)籍は抜いている」「私は生まれたときから日本人です」と公言したが、新聞や雑誌のインタビューで「父は台湾で、私は二重国籍なんです」「在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」などと発言していたことが次々と発覚した。

 その後、「二重国籍」状態をやっと認め、台湾籍を抜いて日本国籍選択の宣言をしたというが、それを証明するための戸籍謄本の開示はかたくなに拒否している。

 蓮舫氏は党首討論で「総理のその答えない力、逃げる力、ごまかす力、まさに“神って”います」と流行語大賞を持ち出して安倍首相を批判した。だが、国民にウソをつき、疑惑に「答えない力」、疑惑から「逃げる力」を発揮しているのは蓮舫氏ではないのか。

 そもそも、約3年3カ月の民主党政権は、衆参の委員会で24回も「強行採決」を行っている。

 これほど愚かな政党トップは見たことがない。

 「二重国籍」問題を追及してきた徳島文理大学の八幡和郎教授は「蓮舫氏は言葉こそ激しいが、完全に空回りしている」といい、続けた。

 「蓮舫氏は、記者会見で証拠開示を求められても『子供に影響がある』などと拒んでいる。一方で、テレビのバラエティー番組には子供を平気で出演させている。こうした対応は明らかにおかしい。安倍首相は、蓮舫氏が次の党首討論でも一方的に責め立ててくるなら、『国籍問題について証拠を開示して説明すべきだ』と逆襲してはどうか。国民もそれを望んでいるはずだ」