翁長沖縄県知事の矛盾した主張
翁長沖縄県知事の矛盾した主張
更新日: 2016年11月26日
https://matome.naver.jp/odai/2143616172101574001
地元沖縄紙と全国紙で主張が違う
知事は、振興予算が閣議決定された1月14日に首相官邸を訪れ、杉田和博官房副長官に対して「辺野古移設に反対する意向を伝えた」と沖縄紙は報道している。
出典「会談拒否」騒動も予定調和? 翁長沖縄県知事の思惑を読み解く 篠原章(評論家) |矢来町ぐるり
ところが、全国紙(2月7日付産経新聞)によれば、「辺野古移設反対」という意向は伝えていないという。それによれば、知事が官房副長官に伝えたのは「普天間基地の5年以内の運用停止」と「同基地の県外移設」だけである。これが真相だとすれば、知事は「二枚舌」のそしりを免れない。
出典「会談拒否」騒動も予定調和? 翁長沖縄県知事の思惑を読み解く 篠原章(評論家) |矢来町ぐるり
沖縄に戻った翁長知事は、16日に再び上京して内閣府で山口俊一沖縄担当相と会談、2015年度沖縄振興予算案の決定に謝意を伝えたというが、この席では辺野古移設問題にいっさい触れなかったという。仮に「辺野古移設反対を官房副長官に伝えた」という沖縄紙の報道が正しいとしても、辺野古移設問題について「反対」の意思を伝えた相手は事務方の副長官、振興予算について「謝意」を表明した相手は大臣。知事にとってどちらが優先事項か歴然としている。
出典「会談拒否」騒動も予定調和? 翁長沖縄県知事の思惑を読み解く 篠原章(評論家) |矢来町ぐるり
普天間基地を固定化させようとしている
稲嶺市長が発言しているように「普天間の危険性除去が原点」であると考えるならば辺野古移設が妥当である。県外移設とグアム移設が不可能な状態では辺野古移設をしない限り普天間基地の固定化は免れない。
出典沖縄に内なる民主主義はあるか:田中沖縄防衛局長と稲嶺名護市長のおかしな面談
普天間基地がで設置されてから周囲では開発が進み。住宅が立ち並ぶようになった。
航空機の侵入経路は海になっているため、離着陸時の事故がもたらす住宅地への被害は最小化される。
民意を無視
稲嶺市長は「現在の普天間の運用を許していると日米両政府が世界から非難を受ける」と発言し、ているが、国民の意識調査では、普天間固定・辺野古移設・辺野古以外の県内移転を合計する50%近い。沖縄県内に普天間基地を移設させたほうがいいと思っている国民が半分近くいる。県外移設は11%しかなかった。
出典沖縄に内なる民主主義はあるか:田中沖縄防衛局長と稲嶺名護市長のおかしな面談
稲嶺市長は国民世論を無視して自分勝手な世界観で「日米両政府が世界から非難を受ける」と発言している。むしろ、辺野古移設を拒否している稲嶺市長のほうが世界から非難されるのではないか。
出典沖縄に内なる民主主義はあるか:田中沖縄防衛局長と稲嶺名護市長のおかしな面談
辺野古埋め立てに反対する一方で、ハンセン基地返還の延長を要求
稲嶺市長は辺野古移設反対だけでなく、北部の米軍基地の存在にも反対している。基地を存続させるために政府が金をばら撒くのを「アメ」政策であると非難し、名護市は軍事基地関連の収入に頼らない経済を目指すと宣言した。
出典沖縄に内なる民主主義はあるか:田中沖縄防衛局長と稲嶺名護市長のおかしな面談
ところが、ハンセン基地の返還を延期するように政府に要求している。返還予定のハンセン基地は民間人の所有ではなく名護市の所有である。民間人が返還に反対するのは理解できるが、普天間基地の辺野古移設に反対し、基地関係収入に頼らない名護市つくりを宣言した稲嶺市長が基地返還に反対するのは納得できない。
出典沖縄に内なる民主主義はあるか:田中沖縄防衛局長と稲嶺名護市長のおかしな面談
返還予定のハンセン基地は名護市に1億数千万円の収入をもたらすという。辺野古移設に反対しながら1億数千万円のお金だけほしいというのは、アメだけほしいという乞食根性であり、稲嶺市長の態度は卑しい。
出典沖縄に内なる民主主義はあるか:田中沖縄防衛局長と稲嶺名護市長のおかしな面談
知事は、「辺野古は新基地だから許せない」と訴えるが、辺野古移設は、50年ほど前から存在する米海兵隊基地キャンプ・シュワブ沿岸部の埋立であり、防衛省は「既存の基地内における滑走路建設であり新基地ではない」という立場をとっている。辺野古の基地拡張工事は認めないが、浦添の新基地建設は認める、というのでは、「基地負担は過剰だ」と知事がいくら熱弁しても説得力はない。
辺野古の埋め立て面積より大きい205.6haが埋め立てられる。
辺野古のジュゴン保護を訴えながら、那覇空港拡張でジュゴンの生息地を奪う
翁長知事はまた、「ジュゴンが生息する辺野古の海が埋め立てるのは許されない」ともいう。が、翁長氏が那覇市長時代に先頭に立って進めてきた那覇空港拡張工事(第2滑走路建設)で埋め立てられる那覇沖にも辺野古沖と同様ジュゴンが出没するといわれている。埋立面積も辺野古と同じ160ヘクタール。すでに作業は始まっている。辺野古のジュゴンは守るが、那覇のジュゴンはどうでもいい、とでもいうのだろうか。先に触れたように、翁長知事は国連機関で「沖縄県民は日本政府に環境権を奪われている」とスピーチする予定だという。こんな話をジュゴンが聴いたら怒り心頭だろう。
自分の支持者への依怙贔屓
知事と反対運動を支えるため4月に設立され、早くも数億の募金を集めている「辺野古基金」にも問題はある。知事選で翁長氏を支援し、基金設立のために奔走した二人の共同代表に対して、呆れるほどあからさまな「利権配分」が行われているからだ。5月半ばに知事が「発令」した人事によれば、共同代表・平良朝敬氏(かりゆしグループ)が観光事業の元締め・沖縄コンベンションビューロー会長に、同じく共同代表・呉屋守将氏が率いる金秀グループの美里義雅氏(金秀バイオ副会長)が沖縄都市モノレール社長に就任することが決まっている。この人事については県内からも批判の声が上がっているが、知事側は気にする気配もない。
沖縄コンベンションビューロー会長として月641,000円、期末手当769,200円以上が報酬として支払われる。